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■ スティール・ドラムとは? カリブ海に浮かぶ西インド諸島最南端に位置する島国、トリニダード・アンド・トバゴ共和国。 この国が誇るスティール・ドラムは20世紀最後のアコースティック楽器といわれています。 石油缶の胴を切り、底をへこまして調律しただけの大変素朴な楽器ですが、 実は2オクターブ半の音域を持ち、柔らかさと力強さの共存するその音色は「天使の歌声」と 称されています。この国の紙幣にもデザインされるほどトリニダード・アンド・トバゴ共和国 にとって、スティール・ドラムは大切な文化であり、1992年の独立記念日には 国民楽器(ナショナル・インストロメンタル)として宣言されました。 |
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■ 廃棄物の中から生まれた楽器 陽気な民族という印象を与えるトリニダードの 人々ですが、異民族による支配下で奴隷として 過酷な労働を強いられていた歴史があります。 植民地政府は反乱を恐れ黒人たちの カーニバルを禁止し太鼓をとりあげてしまいました。 しかし彼らは屈せず、ドラムに変わるものとして 竹で作られた「タンブー・バンブー」やビンや缶など 身の周りの物を打ち鳴らすようになり、やがて 廃棄物である石油缶に手を加えた スティール・ドラムが生まれたのです。 |
■ COSMIC FURUITS 〜宇宙の果実〜 って どんなバンド? スティール・ドラムを中心とした廃棄物利用 バンド。ストローをサックスのように吹いたり、 のこぎりからバイオリンのような音が出たりと おもしろいことがたくさん! 身近にある物や捨てられた物からまるで 宝物を見つけたような幸福感と、踊りだしたく なるような音楽が、この夢の島日本で 暮らしている私達に、きっと素敵な何かを 感じさせてくれるでしょう。 |
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■ みんなでリサイクルミュージック 演奏を聴くだけでなく、一緒にストローを 吹いたりするワークショップも実践しています。 ガラクタの中からアイディアを出して楽器を 作ったり、体を使う(手や足でリズムをつくる) など子どもも楽しめる内容です。 |
◆ ひと工夫 舞台美術や当日パンフレットにも、 工夫を凝らしました。 舞台には、 集めてきたダンボールのオブジェで 飾りつけ。 当日お客様にお配りした パンフレットは、みんなでキレイに とっておいたトイレットペーパーの芯を ケースにして、会場全体をひとつの テーマで演出しました。 |
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